「終わりが見えない」「もう限界」「解放されたい」「助けて」
「何もかもが気持ち悪い」「いつまでトイレとお友達生活を送るのか…」
何も出来なくて情けないと自分を責めたり、何でこんなに辛い思いしなきゃいけないのと思ったりしていませんか?
大丈夫です。悪阻を経験している人は、みんなあなたと同じような経験をしてきました。1人じゃありません。
一度出産を経験している私ですが、正直出産よりつわりの方が辛かったです。
初めての妊娠ともあり、毎日不安でいっぱいでした。
- いつ終わるんだろう
- 終わりが見えなくて心が折れる
- いっそのことこのまま死んでしまいたい
とまで思いました。
求めてるのはそれじゃない
私が経験した中で、「今求めているのはそういうことじゃない」と思うことがありました。
身近な人
悪阻のことで、旦那(パートナー)や、親に相談した人が多いはず。
旦那の場合
大丈夫??めっちゃ辛そうじゃん
二日酔いがずっと続いてる感じ
俺、二日酔いになった事ないし、吐いたこともないから分からない
他人事…。
という感じで悲しい結末。
いろいろ助けてくれましたが、流石に辛さは共感してもらえませんでした。
嘘でもいいから寄り添ってくれればいいのにと思いました。
そう、私が求めているのは『共感』。
親の場合
一番頼りにしてたのはやはり母でした。
実は10人兄弟なんです。10人も産んでいる母に聞けば流石に悪阻の辛さわかってくれるだろうと思っていました。
え、そんなになるまでやばい??
気持ち悪すぎて泣くのが限界(泣ながら思う)
私、そんなことなった覚えないけど
病院行かなくて大丈夫なの??
10人産んで1回も悪阻辛かったことないのか??
私の母は神なのか??(再び泣ながら思う)
母はこんな感じで求めていたものとは少し違いました。
辛くなかったのか「いいな」と羨ましさだけが残りました。
私は、ずっと泣いていましたが、母は、背中を摩ってくれたり、ギューッと抱きしめてくれました。とても落ち着きました。心の中で「これこれ!!」と思っていました。
そう、私は『甘え』も欲しかったんです。
検索
何度調べても思っている回答が出てきませんでした。
仕事や、散歩、軽い運動で気が紛れるや、液晶を見ない(携帯、テレビetc…)などと書いてありました。
気が紛れる系は、そう出来たらいいけど、まず仕事に行くとしてもその過程をこなすのが無理すぎる。
起き上がる→朝食→歯磨き→化粧→着替え→などなど→出勤
いやいやいや、まず起き上がるのすらしんどいのに仕事行くなんて無謀に近い。
散歩はそれに比べてレベルは低めだけど、頭の中で散歩を想像して終わりました。笑
初めての妊娠で体験した悪阻&対処法
悪阻は、生理が3週間ほど遅れた頃から始まりました。
毎日あったわけではなく、ある期間、ない期間が交互にありました。
あくまで私の経験なので参考程度にご覧下さい。
吐きづわり
私が体験したつわりの中で一番辛かったものが、吐きづわりでした。
とにかく吐き気、気持ち悪い。例えるなら、ずっと二日酔いが続いている状態。
吐ききった後は意外と気が楽で、その隙にスポドリ摂取!! 夏だったのでスイカもよく食べていました。(どうせ吐いちゃいましたが、水分はこまめにするよう気をつけていました。)
ネットで調べて炭酸水もすっきりして飲みやすいと書いてありましたが、私は炭酸水は受け付けませんでした。
水分は摂れるものを摂る。スポドリも飲めない時はただの水を飲んでいました。
頭痛
朝起きてから頭が痛いと、今日も地獄が始まったと悟ります。
頭痛=悪阻 と思うほどでした。もう、どうにもならないし、何しても痛いし、不快でした。
薬も飲めず寝ることが一番でした。
寝てしまえば無になって何も考えなくていい。
食べづわり
吐きずわりとは逆な感じで空腹が気持ち悪く、クラッカー、カットフルーツ、inゼリーなど簡単に摘んで口にできるものを選んで食べていました。
匂いづわり
車の芳香剤、タバコ、全ての料理(特に、玉ねぎ、カレー、お肉)あらゆる匂いが受け付けない。
唯一大丈夫だったのが柔軟剤の香りでした。タオルを持ち歩いて匂いで「う゛えぇ〜」となったらタオルを嗅ぐようにしていました。
一番辛かった「吐きづわり」
指を突っ込んででもとにかく吐く
吐くと一時的に気分が良くなりました。吐くものが無く、胆汁まで吐いていました。
食欲もなく、とにかく吐きまくっていたので、体が乾燥している感じがありました。
吐いた後30分は何も口にしない方がいいと調べたら書いてありましたが、喉カラカラで我慢できず普通に水飲んでいました。
泣く
泣くと何故か少し気が楽でした。
初めて病院に行く時も、運転しながら号泣。
とにかく寝る
寝ている時は気持ち悪さも何もありませんでした。
寝るに限る。もうこれしかない、寝る一択でした。
寝れば全て忘れられました。
気分転換で散歩すれば気が紛れる??なんてそんなこと出来るはずもない。まず、起き上がるのすらしんどいのに。
みなさん辛いですよね。辛かったら寝ましょう!!いいんです寝ましょう!!
なかなか寝付けないこともあるかもしれませんが、好きな音楽や、リラックス出来るものでリラックスして寝ましょう。
私は、上記にも書いてあるように、柔軟剤の匂いが落ち着いたのでタオルを嗅ぎながら寝ていました。
言葉に出す
辛かったら「辛い」、気持ち悪かったら「気持ち悪い」と言ったように、思ったことは声に出してみましょう。
自分の気持ちがハッキリして、心が落ち着きます。
こんな感じで悪阻を乗り切ってきました。
あなたは悪くない
つわりは未だ原因がわかっていません。
誰も悪くありません。もちろん、あなたも悪くありません。むしろあなたは素晴らしい、お腹で一つの命を守っているんです。自分を責めないでください。
辛い、辛い、辛い、ただひたすらこれだけじゃないですか?
あなたは生きているだけで頑張っている。
今はそれだけでいいんです。
エピソード
私は、自分より他の人の方が辛い思いしているから耐えなきゃと思い、ひたすら耐えていました。
つわり中に検診があり、病院に行きました。
尿検査でケトン体+3と出ていたみたいで、入院レベルだと言われました。
「ケトン体?なんぞや?」と思いましたが、先生と看護師さん3人、計4名にベットの周りを囲まれ「あ、私結構ヤバめなんだと察しました。」
今まで旦那もサポートはしてくれていたものの一人で戦っていたようなもので正直、限界まで来ていました。
「お家でよく耐えたね。気軽に病院に相談していいんだよ。」と看護師さんに言っていただき自然と涙が出ました。
「入院する?」と聞かれましたが断りました。(なんせ病院嫌い、閉じ込められてる感じが好きじゃない)その後、3日間病院へ通い、点滴を2本ずつ打っていただきました。
3日目の点滴の後は無性にたこ焼きが食べたくなったので、迎えにきてくれた旦那に連れて行ってもらいました。
それからはつわりも落ち着くようになり、ご飯も美味しく食べれるまで回復しました。
連続してご飯を食べられなかった期間は、約1週間。
つわりが続いた期間は、約3ヶ月。
私より辛い方もちろんいます。
妹はケトン体+4で2度入院していました。つわりが辛く耐えられず妊娠を諦める選択をしました。
「もう妊娠したくない」と言っていました。
そのぐらいつわりは精神的にダメージを食らいます。
これをみているという事は、つわりに悩まされているからだと思います。
周りの人が共感してくれても、してくれなくてもイライラします。
共感したきたら「あんたに何がわかるの?」と少なからず思ってしまいます。
共感したくれなかったら「何でわかってくれないの?」と思ってしまいます。
そもそも私の性格が悪いのかもしれませんが笑、つわり期間はとてもわがままでした。
まとめ
- 1人で抱え込まず、誰かに弱音を吐く。病院を1番頼ってください。
- 自分を責めない、誰も悪くありません、むしろあなたは素晴らしい。
- 頑張って耐えろとは言いません。妊娠中は周りに甘えましょう。
つわり中は終わりが見えず、心が折れそうになりますが、いつか終わります。
大丈夫、私はあなたの味方です。(嬉しくないかもしれませんが笑、味方でいさせて下さい。)
長々と読んで下さり、ありがとうございます。
素敵なマタニティライフを過ごせることを心より願っております。
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